6月1日 壷阪寺へ行きました

 先日、壷阪寺の通称で知られる南法華寺へ行きました。たまたまニュースで『あじさい大仏』というのをやっていたので、ちょっと見に行きたくなりました。鉄分は少な目ですが一応撮り鉄も兼ねて出発。近鉄南大阪線・壺阪山駅から奈良交通の路線バスで15分も乗れば着きます。この路線バス、土日祝日しか運航していないので注意してください。ただ駅から徒歩でも一応1時間ぐらい坂道を登れば到達は可能で、車が異常に渋滞する桜の時期は車よりも徒歩の方が早い可能性があります、歩道ないけど。

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 9時45分発の第1便バスに乗るため、8時50分発の急行で大阪阿部野橋を出発して約50分。10~14時台は吉野行きの急行は無いので、区間急行で橿原神宮前まで行って普通 吉野行きに乗り換えるか有料特急を利用するかになります。ここからバスで壷阪寺前へ、ちなみにですが駅名は"壺"阪山、お寺の名称は"壷"阪寺でツボの漢字が異なります。また、停留所には『壷阪寺口』と『壷阪寺前』がありますが、壷阪寺口は山のぼりが始まる地点にある『登山口』みたいな意味合いでお寺の最寄りの停留所では無いので気を付けましょう。ここで降りたらそうとう歩くんじゃないかと思います。

※念のためQRコードは読めないように加工しました

 入山料は大人1人800円。入ったらすぐに猫が寝ていましたzzz


 奥にもいました。寝床も用意してあるのでお寺でお世話してるんでしょうね。



 多宝塔の前にあじさいをイメージしたような傘。


 こちらが目玉のあじさい大仏。1300年の歴史を誇るこのお寺の歴史的石仏、ではなくこちらのお寺は仏教を通じたインドとの国際交流が盛んだそうでして、その関係で2007年に作られた『天竺渡来 大釈迦如来石像』だそうです。鉢植えのあじさいで彩られており多くの人が写真を撮っていました。途中ここを軽トラックが通ったので業者さんかと思ったら



 まさかのマラサダドーナツ移動販売車。10時過ぎ開店、空腹に困る心配なし。


 重要文化財・三重塔、と鬼。


 重要文化財・礼堂と八角堂。



 壺坂観音霊験記という有名な浄瑠璃の話がありまして、その舞台となったのがここ。というわけで関連する場所もあります、今で言うマンガ・アニメ・ドラマの聖地巡礼的な話ですね。

 なんかお寺の中が立体構造になっていて、最初にいた場所を見下ろせる高い場所に来ました。もう1段下にもあじさいが置いてあってそこに行きたいんですが、その前に別の場所にある巨大な仏像へ。ややダンジョン的状態。


 全長20m、重量1200トン、デカすぎるので66個に分割して制作し合体させたというこれまたインドから来た巨大仏像。

 そんな巨大石仏のライトアップに貢献しているのがなんと世界に誇る我らがシャープの太陽光発電パネル。世界に先駆けて事業を手掛けてきた企業ですから今や世界の太陽光発電の派遣をにg、ゲフンゲフン。ちなみにシャープのサイトでも太陽光発電事業の歴史の1つとして壷阪寺への納入が記載されています。誰もこんなところを写真に撮ってはいませんでした(笑)


 下には大涅槃像もあります。この後はさっき見たあじさいがいっぱいある場所へ。



 ちなみに写真には無いですがあの石仏の後ろにも道があるのですぐ後ろを歩くことができます。多くの人が写真を撮っており、私は下に降りたりまた上に上がったり。




 脇にちょっとだけガクアジサイも咲いていました。


 多宝塔の近くもよーく見たらカシワバアジサイがちょっとだけありました、けどこの子はわりと咲く時期が早いからもう終わりかけでしたね。ソフトクリームみたいでおいしそうなのでカシワバも好きです。

 ルートから外れてるしあじさいも無いのであまり人がいませんが、こういうのもありました。公式サイトでも境内情報として書かれていないのでちょっと違うんでしょうかね。なお右掌の上には小銭が乗ってました。そろそろバスの時間なので帰ろうとしたら、


 猫が水を飲んでいました、って君は今朝見たどっちでもないよね?


 受け付けて寝ていた子も起きて道路の真ん中に座ってました、注目の的(笑)





 こちらがお世話になったバス、最近小型として主流のやつですね。この日はたぶんこの路線の乗務経験豊富な女性運転士さんが、これからこの区間の担当に就く男性運転士さんに教えながら同乗しての運行という感じでした。行きは女性が運転してましたが帰りは既に男性が担当。


 回送表示がちょっと独特。ちなみに桜の時期が一番混雑が酷く、あまりに酷い時は運行不能でバスが最初から運休となります。会話を聞いてると、女性運転士さんもここまで1時間半だったかえげつない渋滞にハマった経験があり、車が多すぎて折り返しの方向転換すらままならなかったとのこと。この日も帰りの時間は駐車場へ続く自家用車の列ができており「これ上りは後ろつくしか無いですね。」と渋滞・遅延を予想していました。


 さて、私はというと壺阪山駅から南西へ10分ほど歩いて近鉄の撮影へ。Googleマップで探して撮れそうな場所を見つけました。周囲は田んぼです。ちょうど水が入ってこれから田植えでしょうか。


 写真だと見えづらいですがツバメがたくさん飛んでいました。


 サギも降りてきました。


 何!?ワシ!?


 鳥も気になりますがお目当てはこちら。ちょうどこの後さくらライナーと青のシンフォニーが続けてやってくるので、それだけ撮ったら目的達成です。休日ダイヤだと1時間に上下線でそれぞれ普通が2本と特急が1本のほぼパターンダイヤ。単線なのでどっちから来ても距離感は同じです。せっかく田んぼがあるんだからもうちょっと画角に入れたいな・・・


 すぐ横が踏切ですが、1時間に6回来る列車に対して車の通行量はもう少しありそうなので、列車がいない時間は周囲への安全配慮を怠らないようにしましょう。


 26000系さくらライナー、ちょっと暗かったけど収まり方はイメージ通り。


 16200系青のシンフォニー。後追いだし、同じ撮り方で列車だけ入れ替わっても・・・と思ったのでちょっと屈んで田んぼの水面を増やしてちょびっとだけ手前の黄色い花を入れてみました。でも引いて撮ると左の鉄塔が入るのが難点。
 なお待機時間に上の写真でトラクターに乗って作業をしているおじさんのご婦人と思われる方が通り「こんにちは」とご丁寧に挨拶していただきました、撮り鉄に慣れてるんでしょうかね。お昼ご飯ができたから呼びに行ってた様子。
 帰りの列車との兼ね合いでもう1本撮っても同じなので、さっき農作業していたおじさんのトラクターと田んぼと列車をセットで撮れないか、と踏切を渡って反対側へ移動したんですが、一区切りついたおじさんはトラクターを移動させてちょうどさっき私が撮ってたあたりの場所へ移動。なんかだいぶ角度が変わってしまったんですがまあやってみるか、というところで


 なんとも企画倒れの写真になりました。失敗もまた良い思い出(笑)お邪魔いたしました、ありがとうございました。


 壷阪寺は吉野方面へ向かう列車なら駅撮りできますが、構造的にあまり向いてはいません。


 ホーム横にあじさいもあるんですが、ここはほぼ列車が入線しないので絡めて撮るのも難しそうです。


 最後に尺土駅で青のシンフォニーをもう1回迎えて帰宅しました。


鉄道コム

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